ポリマー製品

特殊ナイロン

AQナイロン (水溶性ナイロン) ポリマーの性質(詳細)

水溶液の性質

  • 水溶液の調整法(P-70を除く)
    AQナイロンを水、アルコール等の溶媒に溶解するには、先ず攪拌機の付いた溶解装置に所定量のポリマーと溶媒を入れ、攪拌せずに50℃以下に昇温し、2〜10時間ほど放置します。ポリマーが溶媒を含み一部溶解して攪拌が可能になった時点で攪拌を開始しペレット状の粒子がなくなったことを確認したのち、攪拌しつつ冷却すると透明均一溶液となります。
    溶媒が水の場合は高温時には白濁した液となりますが、20℃以下に冷却すれば透明均一溶液になります。
  • 水溶液の粘度
    図1には50wt%までの濃度の粘度を図2にはその温度依存性を示しました。このように高濃度の水溶液の調整が可能です。


図1 水溶液の粘度(濃度依存性)


図2 水溶液の粘度(温度依存性)

  • 水溶液のpH
    表1に示しました水溶液のpHはA-90、P-70、T-70品種は7〜9で弱アルカリ性であり、P-95品種は濃度によりますが弱酸性〜中性を示します。 酸およびアルカリで中和することで、中性でもお使いいただけます。

表1 水溶液のpH(20℃)

濃度
(wt%)
PH
A-90 P-70 P-95 T-70
2.5 8.4 7.8 5.9 8.6
5.0 8.4 7.9 5.9 8.6
10 8.4 7.9 6.0 8.7
20 8.4 8.0 6.4 8.8
30 8.6 8.3 6.7 8.9
40 8.6 8.4 7.1 9.0
50 9.0 8.7 7.5 9.1
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AQナイロン (水溶性ナイロン) ポリマーの性質(詳細)

水溶液の性質

  • 水溶液の調整法(P-70を除く)
    AQナイロンを水、アルコール等の溶媒に溶解するには、先ず攪拌機の付いた溶解装置に所定量のポリマーと溶媒を入れ、攪拌せずに50℃以下に昇温し、2〜10時間ほど放置します。ポリマーが溶媒を含み一部溶解して攪拌が可能になった時点で攪拌を開始しペレット状の粒子がなくなったことを確認したのち、攪拌しつつ冷却すると透明均一溶液となります。
    溶媒が水の場合は高温時には白濁した液となりますが、20℃以下に冷却すれば透明均一溶液になります。
  • 水溶液の粘度
    図1には50wt%までの濃度の粘度を図2にはその温度依存性を示しました。このように高濃度の水溶液の調整が可能です。


図1 水溶液の粘度(濃度依存性)


図2 水溶液の粘度(温度依存性)

  • 水溶液のpH
    表1に示しました水溶液のpHはA-90、P-70、T-70品種は7〜9で弱アルカリ性であり、P-95品種は濃度によりますが弱酸性〜中性を示します。 酸およびアルカリで中和することで、中性でもお使いいただけます。

表1 水溶液のpH(20℃)

濃度
(wt%)
PH
A-90 P-70 P-95 T-70
2.5 8.4 7.8 5.9 8.6
5.0 8.4 7.9 5.9 8.6
10 8.4 7.9 6.0 8.7
20 8.4 8.0 6.4 8.8
30 8.6 8.3 6.7 8.9
40 8.6 8.4 7.1 9.0
50 9.0 8.7 7.5 9.1

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