無機化学品
触媒技術紹介 共同開発、製造受託
触媒技術紹介
東レはポリエステルのトップメーカーとして高品質な製品を世界中に提供していますが、その主原料であるパラキシレン(PX)の製造にも当社の触媒技術が利用されています。当社は1970年代にゼオライト触媒による効率的なPX製造技術を開発、自社工場にて本格的にPXの製造を開始しました。その後、PX事業からは撤退しましたが、PXを中心に製造プロセス及びゼオライト・触媒の研究開発は脈々と続いています。数々のお客様での採用実績とノウハウの蓄積により、現在も積極的にライセンス及び触媒販売事業を行なっています。
共同開発、受託製造
当社のゼオライト・触媒技術をベースに、石油化学に限らず顧客のニーズに応じて様々な用途での共同開発、受託製造等のお取り組みも可能です。
主な保有技術、触媒
-
TAC9®触媒プロセス(触媒)
C9+芳香族を主原料として、トランスアルキル化、脱アルキル化、不均化の反応により主に混合キシレンとベンゼンを製造するプロセス。
-
TATORAY®触媒プロセス(触媒)
トルエンを原料として、不均化反応により、ベンゼンと混合キシレンを製造するプロセス(触媒)。UOP(米国)との間で共同開発されました。
-
DXプロセス(触媒)
C8芳香族混合物中のエチルベンゼンを90wt%以上の転化率で脱エチル化しベンゼンを生成、C8芳香族中のエチルベンゼン濃度を1.0wt%以下にするプロセス(触媒)。
-
HALOSORB®(吸着剤)
放射性ヨウ素及びヨウ化メチルを除去する吸着剤。
-
その他
ゼオライト合成から触媒製造までの一貫製造技術。