フッ素 (PTFE) 繊維
トヨフロン®
摺動材としての適性
摺動材としての適合性
トヨフロン®にはフッ素(PTFE)樹脂由来の低摩擦係数と、静摩擦係数と動摩擦係数の差が小さいという特徴があります。そのため、素材間の擦れにより発生するエネルギ-差が少なくなり、スティックスリップを抑制。滑らかな動きを可能とします。
トヨフロン®の特徴
① 摩擦係数が低い
② 自己潤滑性があり揮発しない
(油のようになくならない)
(油のようになくならない)
③ 高い耐熱性(摩擦熱に強い)
④ 均質な繊維形状
摺動材に適した特性
摺動材に適した東レのテキスタイル設計・加工技術
摩擦・摩耗に対する多様なソリューションを提供
摩擦係数
金属に対する摩擦エネルギー曲線
トヨフロン®にはフッ素 (PTFE) 樹脂由来の低摩擦係数と、下記丸印で示す静摩擦係数と動摩擦係数の差が小さいという特徴があります。その為、素材間の擦れにより発生するエネルギ-差が少なくなり、スティックスリップを抑制。滑らかな動きが可能となります。
異音防止について
異音は素材同士が擦れたときのエネルギー差が大きいほど発生しやすくなります。そこで、トヨフロン®は異音を防止する部品としても活用されています。
※ 下図は素材が擦れた時のエネルギー曲線です。Fs-Fo の差のエネルギーが放出される際に音(異音)が発生します。
耐摩耗性
フッ素 (PTFE) 樹脂VS.トヨフロン®シートの比較
フッ素 (PTFE) 樹脂は優れた摺動性を示す一方で、摩耗しやすいという特徴を持っています。そこで東レ独自の加工技術により摩擦係数を維持しつつ耐摩耗性を飛躍的に改善した摺動材を開発。トヨフロン®製の摺動シートは、高荷重下でも長時間の使用が可能です(図表1と図表2)。
*試験条件:10MPa×400mm/sec
図表1:摩耗量の変化
図表2:摩擦係数
このページで紹介している物性や用途は一例です。お客様のご要望に合わせて、様々な品種でご提案いたします。是非お問い合わせください。