エコロジー素材の開発
植物由来の合繊素材で未来を変える
東レは「エコディア® PET」で持続的発展が
可能な低炭素社会の実現に貢献します!
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21世紀は脱石油社会への転換の時代。
自動車やエネルギー分野では、
脱石油依存の技術革新が進むが化学製品は? -
“エネルギー消費の抑制”と“脱石油社会の実現”
という観点から東レは
植物由来の合繊素材の普及に
注力しています。 -
石油から
植物由来の合繊素材へ 社会全体を変える
パラダイムシフト
植物由来 PET(ポリエステル)
従来のポリエステル繊維は、石油由来のエチレングリコールとテレフタル酸を重合・製糸してつくります。
東レのecodear®PETは、石油由来100%のポリエステルと基本的な品質・性能は同等に、原料の30%を占めるエチレングリコールを植物由来に変えた植物由来PET(ポリエステル)です。
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- 現行品
- 石油由来PET
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エチレングリコール
(EG) -
テレフタル酸
(TPA) - 重合
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ポリエステル
(PET)
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- 量産品
- 部分植物由来PET
- 植物由来EG
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テレフタル酸
(TPA) - 重合
- 部分植物由来PET
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- 開発品
- 100%植物由来PET
- 植物由来EG
- 植物由来TPA
- 重合
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100%
植物由来PET
植物由来PETの優位点
植物は空気中の二酸化炭素を吸収して成長するので、それを原料とした植物由来PETは、使用後に焼却処分した際に発生する二酸化炭素を地球温暖化ガスとカウントされません。
また東レでは、粗原料をつくる企業の製糖工場や植物由来エチレングリコールの製造工場をISO規定に基づいて監査し、植物由来の再生資源(サトウキビ廃糖蜜)を粗原料としていることのトレーサビリティを確実にすることで、石油由来PET(従来品)と同じ基本性能を維持しています。
脱石油社会への貢献はもちろん、高い安全性や機能性も兼ね備えた植物由来PET製品は、「再生可能資源」として活用が求められています。