PBT樹脂 トレコン®

テクニカル情報 | 物理的性質

物理的性質

Ⅰ. 融点と結晶化特長

東レPBT樹脂トレコン®の融点は224°Cで、ナイロンおよびPETなどと同様融点の高い樹脂です。
このため低荷重下ではきわめて高い荷重たわみ温度(0.45MPaでは1401X06で154°C)を有しています。
東レPBT樹脂トレコン®結晶化はPETよりもはるかに速く、このため射出成形時に低い金型温度でも、機械的性質がすぐれ、かつ寸法安定性もよく、外観の美しい成形品が容易に得られます。

Ⅱ. 吸水性

東レPBT樹脂トレコン®の吸水性は熱可塑性樹脂の中で、最も小さいものの一つで、成形品の吸水による影響 はほとんど考える必要はありません。

Ⅲ. 気応・水蒸気の透週性

表1に各種フィルムの気体・水蒸気透過率を示します。
東レPBT樹脂トレコン®非強化グレード1401×06の気体透過率はポリエチレンテレフタレートフィルムとほとんど等しく、また延伸フィルムは塩化ビニリデンと同等の気体透過率を示します。
水蒸気バリヤ性はポリプロピレンや塩化ビニリデンよりも劣りますが、ナイロンよりもすぐれています。

表1 各種フィルムの気体、水蒸気透週率
樹脂 特性
比重 O2透過 CO2透過 N2透過 H2O透過
ml・mm/m2・d・Mpa g・mm/m2・d
PBT (無延伸) 1.31 30 120 6 1.2
PBT (2軸延伸) 1.31 17 70 4 0.7
PET (2軸延伸) 1.4 19 74 4 0.7
LDPE (無延伸) 0.92 2,000 8,900 720 0.5~0.6
PP (無延仲) 0.89 900 2,700 160 0.3~0.4
PVDC(共重含2軸延伸) 1.66 17 91 - 0.15
ナイロン6 (無延伸) 1.13 5~15 50 5 7.5

註)
1.ガス透過率はGENERAL FOOD法、25°C乾燥ガス
2.水蒸気透過率はJlS Z0208、40°C、 90%RH